魔法にかけられて。
2022年6月1日。
今日は大切な推しの25回目の誕生日。
INIの最年長・西洸人くんのお誕生日である。
この1年間で彼に沢山の幸せを貰った身としては、今日という日は本当に大切だ。
推しの誕生日というものは、オタクにとっては1年分の愛を叫ぶ特別な日。
推しへの気持ちを再認識したり、これまでの日々を振り返ってみたり、とにかく様々な気持ちが溢れ出す日でもある。
実際思い返してみると、
彼を推し始めてからもう1年立つとか、
デビューしてから迎える初めての誕生日だとか、
昨年の今頃はファイナル前で胃が痛かっただとか、
考えれば考えるほど色んな感情が湧いてくる。要は愛が溢れて止まらないのだ。
あまりにも様々な想いが溢れて収拾がつかなくなったので、折角の機会だし彼への気持ちを綴れるだけ綴ってやろうと決意した。
その結果、結構な長文が出来上がったのがこの記事である。
※激重感情大爆発のキモオタの独白なので、合わないと思ったら即ブラウザバック推奨です!
目次
※動画埋め込みまくってめちゃくちゃ重かったのでリンクにしました。
魅了されたその瞬間
彼との出会い
実は日プ2を見始めた当初、推しを作らないつもりだった。
前作である「PRODUCE 101 JAPAN (通称:日プ1」)で推しがデビューを逃した苦い記憶があったからだ。
デビューできると信じていた。
必死に布教も投票もした。
でもデビューさせてあげられなかった。
推しへの罪悪感と自分への自己嫌悪、推しの将来への不安など様々な想いが渦巻いた。
あんなに好きだった日プの動画も、推しと同じぐらい応援していたデビュー組のメンバーも、しばらく直視することができなかった。
誰も悪くない、仕方がないことだからこそどこにもぶつけられない苦しみを脳内で反芻しては、1人涙を流すしかなかった。
こんな苦しい体験、2度とあって堪るものか。
そう思った私は日プ2を見るにあたって「絶対に推しを作らない」という誓いを立てた。
それなのに。
西洸人という男はそんな決意をいとも簡単に打ち砕いた。
その最初のきっかけとなったステージが、オーディション序盤で披露された「U.S.A」である。
いきなりスマイル |DA PUMP♫U.S.A[レベル分けテスト] - YouTube
一瞬で釘付けになった。
こんなに凄いステージが作れるのかと。
一歩間違えると滑りかねないコミカルな振り付けと表情を超絶ダンステクニックで見事に消化する、面白さと高スキルの絶妙な配分。
小道具を仕込んだり歌詞や音に当てはめた動きをしたりと、細部まで作り込まれた演出。
本家の振り付けを生かしつつも個性を入れ込むことも忘れない。
まさに"エンターテイメント''という言葉が相応しかった。
ご本家様でトレーナーのKENZO先生に「ダンスのセンスがある」と言わせるだけのある大作。
本当に楽しくて見応えのあるステージだった。
そんなUSAに一発で魅せられた私が、このステージを中心で作り上げた"西洸人"に興味を持つのは当然の流れだった。
幸せいっぱいに
彼に興味を抱いた私はまず手始めに、日プ2のテーマソングであるレミフラの推しカメラを視聴した。
あれだけのパフォーマンスを作る人だからさぞかし上手いんだろう。
そんな軽い気持ちで再生ボタンを押した私は再び雷に打たれることとなる。
[西 洸人(Nishi Hiroto)]Let Me Fly ~その未来へ~ 推しカメラ - YouTube
確かにダンスはとても上手かった。
流石は有名アーティストの元バックダンサー。
素人目でも実力の高さが一目で分かった。
でもそれ以上に私が強く感動したのは、画面の中で踊る彼が心から楽しそうだったことだ。
時に弾けるように生き生きと、
時にステージ上の空気を味わうように恍惚と、
「ここで踊るのが楽しくて仕方ない」と言わんばかりの笑顔と躍動。
何故か分からないが涙が出そうだった。
彼のことは殆ど何も知らなかったけど、ステージに立つことが本当に大好きなんだということは強く伝わってきた。
ステージの上を自由自在に生き生きと駆ける姿をもっと見ていたいと思った。
私は西洸人のパフォーマンスが好きなんだと確信した。
そして推しになる
誓い敗れたり
とはいえ当時の私は抗っていた。
推しを作らない誓いをした当時の私のスタンスはあくまでも「西洸人のパフォーマンスが好き」であり、彼を本格的に推すつもりはまだなかったのだ。
そんな中で放送された日プ2の第三話。
彼は歌の実力に苦しみ、当初のAクラスから2段階下のCクラスへの降格を言い渡される。
#3 ハイライト|レベル分け再評価、Aクラスから移動した練習生は・・・ - YouTube
なんとなく人前で涙を見せないイメージのあった彼が思いきり泣きじゃくる姿は強く印象に残った。
さらに印象的だったのは、この評価を受けた彼が「やっと自分の本当の評価を与えられた気がして納得できます」と語ったことだ。
あれほどのダンスのキャリアと実力を持ちながらも、彼はまだ自分の実力に足りない部分があることを当たり前のように理解していたのだ。
悔しい評価を一心に受け止めてトレーナーに感謝を伝える姿勢に、並々ならぬ覚悟と向上心が見えた。
降参だった。
彼の素晴らしいパフォーマンスの裏にある情熱と謙虚さを知ってしまった私は、まんまと「西洸人のパフォーマンスが好き」から「西洸人が好き」になってしまった。
あんなに作らないでおこうと思っていた推しが3週目にしてあっさり誕生した。
そこからはもう引き返せなかった。
回を追うごとに彼に夢中になった。
明るく楽しむ姿勢を周囲に伝染させ、チームの雰囲気を解したグループバトル。
仲間への想いと強い覚悟を熱く語った順位発表式。
成長のために、敢えて得意なダンスではなくラップでの評価に挑んだポジションバトル。
パフォーマンス面でチームを引っ張りつつ、悩める仲間たちに温かく寄り添ったコンセプト評価。
パフォーマンスが大好きだからこそ、良いものを見せるためには一切の妥協を許さないストイックさ。
それでいて誰に対しても敬意を忘れず、相手の良さを真っ直ぐ受け止める素直さ。
常に周りの様子を気遣い最適なフォローを行う優しさ。
「自分に厳しく、他人に優しく」を体現するような彼の人柄にどんどん惹かれていった。
これほどまでに愛に満ち溢れた人が、どうか幸せに笑える未来であってほしいと心から願った。
これからも沢山の愛を受けて、大好きなステージの上で思う存分輝き続けていてほしかった。
願いが叶ったその瞬間
そんな想いで迎えたファイナルは感情の大洪水だった。
冒頭の中間発表で出された12位の文字を見た瞬間、前作の悲しみがフラッシュバックして動悸が止まらなかった。
現実から目を背けたくて、いっそ見るのをやめてしまおうとすら思った。
何度もリモコンに手を伸ばしては止めるのを繰り返すうちに、彼のチームのパフォーマンスが始まった。
その日、ステージ上の彼はこれまで見たどの瞬間よりも輝いていた。
ONEの彼からは全てを燃やし尽くすような激しさを感じた。
1ミリの後悔も残さない、これで散ってしまっても構わないとでも言わんばかりの迫力に圧倒された。
One Dayでは寄り添うような温もりを感じた。
仲間と過ごした日々を噛み締めるような優しい歌声と笑顔に心がじんわりと温められた。
レミフラではただただ真っ直ぐ純粋な楽しさが伝わってきた。
最終回ハイライト|スペシャルステージ ♫ Let Me Fly ~その未来へ~ - YouTube
全てから解き放たれたような無邪気な笑顔。
仲間にも語りかけるようなアイコンタクト。
見ているこちらまで笑顔にするように幸せを振りまく姿は完全にアイドルそのもので。
彼のパフォーマンスに完全に惚れたあのレミフラよりも更なる進化を遂げていた。
やっぱり私は幸せそうにステージに立つ彼が大好きなんだと、彼の居場所はステージの上なんだと、最後の最後で原点回帰させられた気分だった。
彼を推すことができてよかった。
これまでもこれからも、どんな形であろうと彼がステージに立つ限り応援し続けたい。
だからどんな結果になっても最後まで彼を見届ける。そんな覚悟が決まった。
そうして迎えた準備発表。
彼は6位でデビューを掴んだ。
笑顔で涙を流す彼の姿にただただ安堵した。
彼がこれからもステージに立つことができる。
彼が大切にしている10人の素敵な仲間と共に。
その事実が何よりも嬉しかった。
ステージ上の魔法使い
そんなこんなで私はファイナル以降、INI西洸人のオタクとして1年間を過ごした。
優しさと愛に満ちた素敵な言葉や、お茶目で可愛い言動の一つ一つに数えきれないほどの幸せを貰ってきた。
メールやライブで彼の想いを受け取る度にじんわりと心が温められる感覚になる。
そしてなんといってもパフォーマンス。
もしも彼の好きなところを1つ挙げろと言われたならば、私は真っ先に「ステージの申し子みたいなところ」だと答えるだろう。
高いダンススキルを活かしてどんな楽曲もカッコよくキレッキレに踊りこなし、独特の色気を持つ整ったビジュアルを最大限に活かす「自分の魅せ方」を知っている。
ハイクオリティでかっこいいパフォーマンスは彼の果てしない努力の賜物。
彼が努力の末に作り上げた世界に何度だって魅了された。
彼を見る度に心が踊るような感動を覚えた。
こんなにも人を感動させられるのはきっと、彼自信が心の底から楽しんでいるから。
自分に向けられたペンライトに感動してくれたあの時も、
「みんなの前でパフォーマンスすることが大好き」だと語ってくれたあの時も、
ステージの上の彼は本当に幸せそうだった。
時折見せる、楽しくて堪らないような笑顔。
目が離せなくなるほどのオーラと迫力。
幸せを分かち合うように仲間と笑い合う姿。
そんな一つ一つの瞬間に彼の楽しげな想いが詰まっていて、多幸感が私たちにまで伝わってくる。
魔法にかけられたみたいにその眩しさに釘付けになってしまう。
嫌なことも辛いことも全部どうでもよくなって、ただただ幸せと感動で心が満たされる。
私にとって彼は幸せの魔法使いだ。
何処よりもステージの上が似合う、ステージに立つために生まれてきたかのようなステージ上の魔法使い。
どんなときも欲しい言葉をくれる優しい魔法使い。
彼に出会うことができて本当によかった。
応援することができて本当によかった。
彼に貰ったものに比べたら随分ちっぽけだけど、少しでも彼の支えになれるように精一杯の声援で応え続けたい。
彼に届くように一生懸命ペンライトを点滅させ続けたい。
どこに居ても何度だって愛を叫びたい。
私はありのままの西洸人が大好きです。
どうか彼の25年目の毎日が、とびきり幸せなものとなりますように。
大好きなステージの上で好きなだけ輝けますように。
沢山の愛と祝福が彼の元に届きますように。
25歳のお誕生日おめでとう、洸人くん。